さて、過激なタイトルにしたのは訳があります。

はじまりが私の母親の顛末だったので、母親に向けた言葉みたいになってますが、実は自分に向けなきゃなーと思ってつけたタイトル。

自分の母(92歳)が脊柱管狭窄で入院していた時、兄は「病院から家に帰りたい」という母の気持ちを尊重したいようでした。

「週一で実家に帰るから」 9歳離れた兄は、パーキンソンの私より動きが悪いのに。 それは長男である兄なりの家族愛なのです。

退院直後から一人暮らしなんて、本人が言うほど簡単じゃないと思う。

帰ってしばらくしないうちに転んで、また病院に搬送されるのがオチ。

「数ヶ月の入院に逆戻り」が目に見えているのに聞く耳持たず。(そもそも耳が片方聞こえないんですけど) どっちも動きが悪い老老介護なんて、どちらの寿命も縮めてしまう。

その点ホームには、24時間の介護サービスと三度の食事などが用意されている。

ストレスが減って長生き出来るそうだ。

幸い母の財産で100歳越えまで入居できるステキなホームを見つけることができた。

振り返って自分のこと。 50代に発症して、今62歳。 症状も日々進行しているので、出来ることが減りつつある。

いざ介護となった時、 「家族愛なんかに期待してねーよ」と言えるかどうか?

今の社会のままなら、金の切れ目が恐怖となる。

であるなら、莫大な財産を貯めておくか、さもなければ、社会の方を変えておく必要がある。

そう「誰一人取り残さない」社会。

私たちは、今、どちらを選ぼうとしているのかなあ。

「誰一人取り残さない社会」 と 「自己責任で貯めておく人だけが救われる社会」

今決めないと、2030年には後戻り出来なくなるんだそうです。

「自己責任とか言って、家族愛に押し付けるんじゃねーよ!」

というのが一番言いたいことなんだなぁ。

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