筋固縮に良い運動ってなに？研究をもとに紹介！
2022.10.14 更新
みなさん、こんにちは。
PD itの山口です。
私の住む関東は、
気温が下がってだいぶ秋らしくなってきました。
皆さんの地域はいかがでしょうか？
気温の移り変わりが大きな季節ですので、体調管理しながら過ごしましょうね♬
さて、今日は症状の一つとして出現しやすい
「筋固縮（きんこしゅく）」
について解説します。
筋固縮を和らげるために良い運動についても
研究を紹介しますので
最後までお読みくださいね♬
今回のブログの内容：
①筋固縮（きんこしゅく）とはどういう状態？
②どういう運動が筋固縮に効果的なの？
さっそく見ていきましょう！
①筋固縮（きんこしゅく）とはどういう状態？
皆さんは筋固縮という名前は
聞いたことがありますか？
別の呼び方だと、
筋強剛（きんきょうごう）
ということもあります。
筋固縮は言葉では、
「筋肉が固まって縮む」状態と
見てとれますね。
本当にその通りで、
筋固縮は筋肉の緊張が高まって
手足・体幹が動かしにくくなります。
他人が手足を動かそうとすると抵抗を感じます。
そして、体が動かしにくいので
筋肉の動きも小さくなることで固く（縮む）なりやすいです。
（参考：兵庫県難病相談センター https://agmc.hyogo.jp/nanbyo/ncurable_disease/disease02.html#02）
② どういう運動が筋固縮に効果的なの？
筋固縮では筋肉が固く（縮む）なりやすいので、
しっかりと伸ばす必要があります。
いわゆる、筋肉をストレッチすることが大事です。
ストレッチするときには
ゆっくりと、
無理なく、
じっくりすること
がおすすめです。
また、
他にはどういう運動が効果的なのでしょうか？
この疑問に対しては
2015年に海外で発表された研究論文が参考になるので紹介します。
（Marusiak J, et al: 2015 https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/25510618/）
この研究では
11名のＰＤの方が対象に運動を行っています。
運動内容、エルゴメーターを使用した有酸素運動です。
エルゴメーターはこんなもので
皆さんも見たことがあるかもしれません。
エルゴメーターでの
有酸素運動を
週に3回8週間、
各1時間
実施しています。
この有酸素運動では
インターバルトレーニング
を採用しています。
インターバルトレーニングとは、
ゆっくり目な運動と
きつめの運動を
時間ごとに切り替える運動のことです。
体力や、俊敏性を高める目的で
行われることが多い運動ですね♬
このインターバルトレーニングを含めた
有酸素運動を実施すると、
8週間の運動期間前と比べて、
次のような効果が見られました。
・腕の筋固縮が緩和
・脳の神経を保護する成分（BDNF）が上昇
・上記2つの変化度合いに関連性があった
効果をまとめると、
ある程度負荷を高めた有酸素運動を行うことで、
筋固縮を緩和することができる。
そして、
脳の神経にも
いい影響があることが
分かったということですね。
以上より、
筋固縮はストレッチをしていくことはもちろん、
有酸素運動を取り入れることも効果的です。
今回の研究では
エルゴメーターを使用していますが、
自宅にエルゴメーターがない方は
踏み台昇降やステップ運動、
早歩きを含めたウォーキングなど、
ある程度負荷を高めて
有酸素運動をおこなうことで
代用できると思います。
実際に運動やってみたいけど、どうやったら分からない！
って方は早期パーキンソン病の方の自費リハビリ
【PD itスタジオ】
のパーソナルトレーニングをご利用ください。
パーキンソン病専門のスタッフが実際にお体チェックし、
それぞれの方にあった運動をやっていきます。
もちろん、有酸素運動はとても大事なので
一緒にやっていきます🎵
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PD Gym
パーキンソン病専門のリハビリジム。理学療法士や作業療法士等の国家資格保有者が、個別指導します。
自費リハビリなので日数など関係なく実施出来ます。
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それでは、
今回の記事はここまで。
また皆さんにとって
有益と思う情報を書いていくので
チェックしてみてくださいね♬
PD it
山口祐弥（理学療法士、英語を練習中の人）
