パーキンソン病の運動症状別タイプ分類
2022.06.10 更新
みなさんこんにちは。
PD Cafe代表の小川順也です。
PD Cafeは2013年に始動しました。来年で丸10年です。この10年で本当に多くのパーキンソン病の方々と出会いました。
2015年まで病院で勤めていましたが、病院で出会った人数の比じゃないくらい多くの方の動きを見てきました。
ある時ふと思ったんです。
あれ?パーキンソン病の本に書いてある症状って本の1%くらいじゃないか?
今見ている方って本に書いてあること当てはまらないけど?
と。
本に書いてあるのは
「パーキンソン病は体が硬くなり、動きが小さくゆっくりになる特徴があります」
って多くの本に書いてあります。
そうなんです。これに当てはまらない方もたくさんいるんです。
パーキンソン病は一括りにできないなとその時から思い始めました。
そんな仮説をもとによりたくさんの方々の動きを見ていくと
3つのタイプに分かれるのでは?とおもいました。
① 動きが硬くならない ゆるいタイプ
② 動きが硬くなる かたいタイプ
③ 片側に症状が強く出る 片側タイプ
です。
この中でも組み合わせがあったり、サブタイプが存在したりと考えています。
この考えを仮説検証するために
PD Cafe Onlineの配信にてタイプ別分類のセルフチェックをスタートしました。
6月9日に配信しましたが、多くの方がセルフチェックをしてくれてコメントしてくれました。
PD Cafeでは今までも、みなさんの声を聞きながらニーズを把握して色々とやってきました。
そして、動きを見たり運動介入した時の変化なども検証しながら仮説を立てつつ進めてきました。
このタイプ別分類を進めていくとどうなるのか?
パーキンソン病のリハビリの概念が変わります。
タイプ別分類毎に合う運動プログラムが出来ます。
私は何の運動したらいいんだろう?っていうのが減ると思います。
そしたら、ご自分でよく出来る人増えます!
それってすごくないですか?
PD Cafeでは今後は
運動症状のタイプ別分類を進めていきます。
最近は突進歩行にもタイプがあるかな?と思っています。
こんなように、歩行、姿勢、などいろいろなところでタイプ分類が進められたらパーキンソン病のリハビリはとても進歩します。
PD Cafeはそれを目指していきます!
新しい取り組みをいち早く見られるのもPD Cafe Onlineのいいところ♫
7月からは3タイプ別の運動配信を行っていきます!期待して下さいね♫
PD Cafe Onlineの詳細と入会申し込みは下記より
以上です!
PD Cafe
小川順也