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【体幹トレーニングについての研究論文】体幹トレの効果について知り、運動に生かしましょう!

こんにちは。

スタッフの山口です。理学療法士です。

 

さて、本日紹介する研究論文は

 

「PDが体幹トレーニングをすることの効果について

 

です。

 

結論としては、

 

  • 体幹トレーニングを行うと、歩きの左右差と筋肉の働きが改善することを確認した。

 

です!

今回の内容はこちら!

 

 

まず、体幹ってみなさん体のどこでしょう??

 

上?下?右?左?真ん中?

 

そうですね!

体の真ん中にあるここです!

 

体幹にはたくさんの筋肉があります。

この体幹の筋肉を刺激することで、どのような効果があるか確認してみましょう!

 

今回の論文はオーストラリアの研究チームが、

2017年に発表した海外の論文です。

 

対象は、PDの方22名です。

ヤールの分類の平均は、1.9。

この方々を次のようにグループ分けしています。

 

  • 体幹に着目した運動を行うグループ(運動グループ)
  • 運動はせず、転倒予防に関する教育だけ受けるグループ(教育グループ)

 

運動グループでは、体幹の筋肉に着目した運動をしています。

 

両方のグループで12週間後に、

体幹の筋肉の働きと歩きがどのように変化したか確認しています。

その結果がこちら!

 

  • 運動グループで、歩く時の左右への動きが対称的になった → 歩きが安定した。
  • 体幹筋の働きが向上した!

 

PDの方は斜め兆候と呼ばれる、体が横に傾く姿勢をとることがあることや、

発症が片方側から始まることから、
左右差が生じやすくなることが示唆されています。

 

なので、今回の研究結果のように、

体幹トレーニングで歩きの左右差が軽減することは、

とても大事な知見ですね。

 

今回の研究を読んで、情報をくみ取る時の注意点は下記の通り!

  • 対象の人数が少ないので、もっと多くの方が対象になったときに本当の結果がわかる可能性。
  • 左右差は少なくなった。でも、実際に転びの危険性はへるのか?姿勢に変化があるのか?
  • 運動頻度が週に1回と少ない。人によっては、体幹運動以外の活動も結果に関わる可能性も考えられる。

 

上記のような視点について!

情報を読むときは、その情報が絶対に正しいとは限りません!

疑問の目で見ることも大事です!

ぜひ、参考にしてみてくださいね。

 

 

それでは、今日のテーマである「体幹」を鍛える運動をご紹介します!

プランクです!

 

①うつ伏せになって両肘を立てます!

 

②頭をあげます。

 

③膝と肘は床についたまま、おしりを上に上げます。

 

④その状態で10秒間保ちましょう!

 

⑤息を止めないように!なるべく、ぼくの写真のようにおしりと背中と肩が一直線に、一枚の板になるように姿勢を保持!

(結構きついですよね!汗 頑張ってみましょう!)

 

⑥3回繰り返してみてください!

 

やってみられてみてください!

どうでしょうか?

ぼくはすごくきついです!💦

 

それでは、今回の記事はここまで。

またお会いしましょう!

山口でした^^

 

本日紹介した論文

Hubble R, Naughton G, Siburn P, et al :Trunk Exercises Improve Gait Symmetry in Parkinson Disease: A Blind Phase II Randomized Controlled Trial, Am J Phys Med Rehabil. 2018 Mar;97(3):151-159.

論文のアドレス先

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/15390033/

 

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