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診断されて間もないパーキンソン病の方へ運動と繋がりをお届けしたい!

こんにちは。PD Cafeの小川順也です。
私は、2015年まで理学療法士として国立精神・神経医療研究センター病院に勤めていました。
多くのパーキンソン病の方へ運動療法を提供して来ました。しかし、病院を退院したり私が勤めている病院やクリニック以外のところではなかなか運動が継続出来ない、受けられないという現実を知りました。

そこで、2013年から運動症状が軽度のパーキンソン病の方のための運動教室である
「PD Cafe」をスタートしました。

ここでは、運動だけではなく繋がりもとても大切にしています。

実際に、発症して3ヶ月くらいの方が家族に連れられてPD
Cafeに参加してくれました。最初はとても緊張していました。お話を聞くと診断されて3ヶ月間は家に閉じこもっていたとのことです。

PD Cafeが終わり、帰る時にはとても晴れやかな顔して帰って行きました。その後は閉じこもりっきりではなく色々なところに出かけているそうです。

そうやって、同じ病気の方とのつながりにより表情が変わっていく姿を多く見て来ました。

運動に関しては、パーキンソン病は診断された初期から、
・固縮といって筋肉が硬くなる症状
・腕の振りの左右差
・動きが小さく、ゆっくり
といった症状がある場合が多いです。
上記の症状に対しては、早期からの適切な運動を覚えて自主トレをしていくということが非常に大切になります。

しかし、日本では診断を受けてから適切な運動に出会うまでにかなりのタイムラグがあります。中等度の症状になって初めて運動療法を受ける方がとても多い印象です。

私たちPD Cafeではそんな日本の現状を変えるべく
診断早期から
運動とつながりを作ることで
根治療法が確立されるまで動ける体作りを目指しています。

PD Cafeで運動とつながりに出会い、前を向いて趣味や仕事、そしてやりたいことをまた始められた方もたくさんいます。それを見るととても嬉しく思います。まだ出会っていない方々へ運動と繋がりをたくさん届けて行きたいと思いますのでどうぞよろしくお願いします!

 

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